【劇場留学】『モモ』と音楽の旅の記録 その12 稽古10

更新日:2026.3/27(金)

小田原三の丸ホールが、市民とプロのアーティストと一緒に劇場作品をつくる【劇場留学】シリーズ第三弾!
2025年3月に上演した「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」の上演から、大胆なリクリエイションで再びミヒャエル・エンデの『モモ』に挑戦します。

"旅の記録"その11では、稽古場での最後の稽古模様をお届けします。
劇場留学ではお馴染みとなった[楽屋ばなし]も必見!

留学日 2026年3月20日(金)
2026年3月21日(土)
2026年3月22日(日)
レポート 森田百合花(小田原三の丸ホール)

3月20日(金祝)

午前中は踊りの復習と、昨日までの稽古で気になった箇所の稽古です。
そして、休憩を挟み、コートや帽子だけではなく、本番と同じ衣裳や靴を着用しての通し稽古をしました。
1部の配役がダブルキャストになっているので、通しも2回やりました。

通し稽古の後には、この日が稽古に来ていただくのが最後となる、歌唱指導の西野誠さんから、一人ひとりへフィードバックがありました。
「前回よりもすごく良くなっているけど、平日夜稽古で何をやったの!?」と驚きの感想も。
まだまだ良くなるようにいただいた貴重なお言葉を忘れずに、上演に向けて突き進んでいきます。
 

3月21日(土)、22日(日)

今日は広い体育館に本番と同じ舞台美術を組んでの稽古です。
実は昨日の稽古が終わるのと同時に、必要な台組を搬入し準備をし、今日の午前中にたくさんのスタッフさんたちが舞台美術をつくってくれました。
音響スタッフさんもスピーカーなど、本番により近い状態に仕込んでくれました。
劇場に入る前に、実際の舞台美術や音響で稽古ができるなんて、とても贅沢です!

まずは実際に舞台の上に乗ってみたり、舞台の下に行ってみたりと動線や危険な箇所を舞台監督の伊東龍彦さんと確認し、高さのある舞台の上に立つ感覚を掴みます。
その後は、1チーム目の場当たりです。
*場当たり=本番で使用する舞台で、立ち位置や舞台、音響、照明、道具類等を確認する稽古のこと。
ちょっとしたことが大きな怪我につながってしまうので、安心してお芝居できるよう、動きなどを物語の冒頭から最後まで確認していきます。
そして場当たりが無事に終わった後は、稽古場でできる最後の通し稽古です。

翌日はもう1つのチームが場当たり&通し稽古です。昨日も全員が出演していますが、配役が一部異なるので、みんな集中して入念にチェックです。

だいぶ疲れも溜まっていますが、今日で稽古場での稽古は終了しました!
明日からは劇場仕込みが始まります。

楽屋ばなし

楽屋ばなし

山室海帆さん

――「はじめての劇場留学ワークショップ」にはどうして参加しようと思ったんですか?
去年の劇場留学に参加していた友だちがめっちゃ楽しそうにやっていて、面白いよって言われたから、じゃあ私もやってみようかなって思って。
そうしたら、ワークショップもあるって教えてくれて参加した。


――そうなんだ。習い事とかやってたの?
幼稚園から小学校4年生まで合気道を習ってました。

――えー! お芝居で合気道やりなよ。投げ飛ばさなくていいから、演舞の基本的な型とかやると集中したい時にすごくいいんだよ。
もう頭から抜けちゃったよ。

――役者さんで合気道やっている人多いんだよ。
集中の仕方や空間生や身体とかいろんな要素があるけど、最終的に魅せることにつながるんだと思う。
どうしてやめちゃったの?

夏は道着が暑くて、冬は寒くて。忍耐生がないから、それを鍛えていたはずなのに、、気づいた頃には耐えられないってなっちゃった。

――そっか。人生で他に面白いことがあるかもしれないもんね。でもせっかくやっていたんだから、お芝居でも使っていったらいいと思うよ。
うん、やってみる。

――稽古はどうですか?
大変。色々覚えることも多いし、でも楽しくて、複雑な感じ。

――そうだよね。友だちは観にくる? みほのどんなところを見てほしいですか?
めちゃめちゃ変な動きをするのと、大きい声で頑張って、自分のいいところをいっぱい出すので、そこを観てほしいです!

山室海帆(やまむろ・みほ)

昨年の「時間の旅」に友だちが出演すると聞いて、私も挑戦したい!と思っていました。その時は応募期間が過ぎてしまっていたので次回は絶対に出演する!と決めていました。
本当に舞台に立てると思うと嬉しいです!稽古も本番も精一杯楽しく頑張ります!
撮影:竹田浩幸

楽屋ばなし

安田瞳美さん

——稽古はどうですか?
楽しいです。高校時代思い出します。

——高校時代はなんかやってたの?
和太鼓をやっていました。

——かっこいい。篠笛も吹いてたもんね。どんなところが高校時代を思い出すんですか?
大会とかに向けて一生懸命頑張っているんですけど、顧問の先生から見たらちょっと違うみたいで、気持ちが入ってないとか、そういう言葉を受けると、十何年前の、この感じ来た来た!って(笑) 懐かしいし、楽しいけど、これを乗り越えてしまったら全部終わってしまうから、ちょっと悲しいです。

——なるほど。今回はなんで応募しようって思ったんですか?
広島から小田原に引っ越しをして、人との繋がりがなくて、何か面白いことができたら、というのが1つです。
ミュージカルも好きで、小さい頃にちょっとだけ舞台に出る体験をしたので、そういうことをまたできたらなぁ。でもまぁ受からんじゃろみたいな感じで受けました。


——そしたら受かってしまった(笑)
はい(笑)やっぱりまだ人との繋がりがなかったから、心機一転でやってみたら、受かっちゃった。この波に乗っかろう!と。

——前向きで素晴らしい。小田原住んでみてどうですか?
もうちょっとアクティブに動きたいんですけど、家族が出不精なので、このあいだのブラインドウォークではじめて小田原城に行きました。

——しかも目隠しの状態でね(笑)
でも小田原は散歩するのとか結構楽しいと思う。駅から三の丸ホール側とかはザ観光地って感じだし。

そうですね。広島も観光地で外国人も多いので似ています。
 
——旦那さんが観にくるんだっけ? じゃあ旦那さんに向けてメッセージをお願いします(笑)
やっぱり1番は私のニコラを観てもらいたいです。
智ちゃんに言われた「自分の役の楽しいところを見つける」ということを、思いっきりやっているので、そこをなんか面白いことやってるなぁって感じで観てくれたら嬉しいですね。

安田瞳美(やすだ・ひとみ)

求職中の息抜きとして、近所の掲示板を見て応募しました。
大きな期待を抱いていたわけではなかったため、選んでいただけたことを知った時は驚きました。
素敵な音楽に包まれながら、共演者やスタッフの皆さんと協力し、日々の稽古を大切に重ね、最後まで丁寧に舞台を作り上げていきたいと思います。
撮影:竹田浩幸

チケット好評発売中!


「劇場留学〜『モモ』と音楽の旅〜」
「モモ」
開催日時:2026年3月27日(金)19:00、28日(土)14:00/18:00、30日(日)14:00
会場:小田原三の丸ホール 小ホール
脚本・演出・美術:川口智子
振付:木原浩太
音楽:鈴木光介
出演:尾倉ケント、栗原沙也加、木原浩太、高橋牧、公募出演者 約22名

公演詳細ページ


✏︎ 2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」留学の記録はこちら! 
「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」ガイド役の映画監督・北川未来さんによる映像と、演劇事業のサポートスタッフの経験もあり斎藤明仁さん(大学院生)によるテキストによる記録です!
【劇場留学】8月21日(月) 留学1日目の記録【劇場留学】8月22日(火) 留学2日目の記録【劇場留学】8月23日(水) 留学3日目の記録【劇場留学】8月24日(木) 留学4日目の記録【劇場留学】8月25日(金) 留学5日目の記録【劇場留学】8月26日(土)留学6日目の記録【劇場留学】8月27日(日)留学7日目の記録

✏︎2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」小田原でのしらべの記録 
<しらべの旅 1日目 日記 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 1日目(1/3)【劇場留学】しらべの旅 1日目(2/3)【劇場留学】しらべの旅 1日目(3/3)
<しらべの旅 2日目 日記 担当:せせらぎさん>
【劇場留学】しらべの旅 2日目(1/2)【劇場留学】しらべの旅 2日目(2/2)
<しらべの旅 3日目 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 3日目 (1/3)/【劇場留学】しらべの旅 3日目 (2/3) 【劇場留学】しらべの旅 3日目 (3/3)
<しらべの旅 4日目 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 4日目 (1/2)【劇場留学】しらべの旅 4日目 (2/2)

 

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