【劇場留学】『モモ』と音楽の旅の記録 その1 「説明会」&「読み合せ」

更新日:2026.2/10(月)

小田原三の丸ホールが、市民とプロのアーティストと一緒に劇場作品をつくる【劇場留学】シリーズ第三弾!
2025年3月に上演した「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」の上演から、大胆なリクリエイションで再びミヒャエル・エンデの『モモ』に挑戦します。

2026年3月27日(金)~29日(日)の本番までの旅の記録を、三の丸ホールスタッフや共に作品を制作する演出家、振付家、音楽家・俳優がお伝えしていきます。
初回の旅の記録は、2025年夏に行ったオーディションを経て決まった22名の公募出演者が初めて集まった<説明会>、はじめて台本を読む<本読み>の模様をレポート。

留学日 2025年9月25日(木)
2025年10月18日(土)
レポート 森田百合花(小田原三の丸ホール)

「説明会」

劇場留学~『モモ』と音楽の旅の記録がスタートしました! 
稽古の様子や劇場留学お馴染みとなった"楽屋ばなし"を、制作担当の森田百合花と小林臣人の2人がお届けしていきます。
初回は、劇場留学3回目(!)となる森田百合花です。
―――――――――――――――
はじめて公募出演者全員が集まる日です!
誰がいるんだろう? 何をするんだろう? という緊張とワクワクの面持ちで皆さん集まってきました。
私も演出家の川口さんも、皆さんと会うのはオーディションのとき以来です。一人ひとりのお顔を見ながら、今回はこのメンバーと一緒に劇場留学を作り上げていくんだ! と期待が膨らみます。
はじめに、「劇場留学」は三の丸ホールの演劇分野の文化事業の企画であり、これまで実施した「お芝居をつくる7日間」(2023年)、「『モモ』と時間の旅」(2025年)の内容について説明しました。そして再びミヒャエル・エンデの『モモ』を創作・上演するにあたって、これから本番までの稽古スケジュールや連絡方法などを私から説明しました。
また、小田原三の丸ホールが指定管理者制度の導入により、「劇場留学」に携わる小田原三の丸ホールのスタッフが昨年度までとは少し異なることをお話し、今日集まった三の丸ホールのスタッフの紹介もしました。

川口さんからは、昨年度の「『モモ』と時間の旅」の再演という形ではなく、台本や演出、出演者も変わり、いちから作り上げていく心意気であることや、本番までの約半年間の体調管理の仕方や、心持ちなどをお話いただきました。
公募出演者からの沢山の質問にも、丁寧に答えていただきながら「今日は色んなことをお話ししたから、大変そうと思って心配になるかもしれないけれど、不安になりすぎないで! まだ稽古は始まっていないから。」という川口さんの言葉に、安堵と、緊張が混ざる公募出演者の表情が印象的でした。

私にとっても3回目の劇場留学でありながら、毎回期待と不安が入り混じるのが正直な気持ちです。ただ、今日集まった公募出演者たちと、これから集まる劇場のプロフェッショナルと一緒に、今年の「劇場留学」をつくりあげていけるよう、そしてたくさんの人に「モモ」を届けられるよう準備していきます!

「本読み」

今日から俳優の尾倉ケントさん、栗原沙也加さん、演出助手の汀音妃古さんも参加です!
まずは、お互いのことを知るために一番大事な「名前(読んで欲しいニックネーム)と顔を覚える」ゲームからスタート。
2チームに分かれての対抗ゲームなどを、身体を使って、子どもも大人も全力で挑戦しています。

そのあとは、ついに皆さんの手元に、台本の一部分が配られました。
配役はまだ決まっていないので、川口さんから指示のあったところを1人1人声にだして読んでいきます。はじめて目にする文章を読むのに必死な人も、スラスラ読める人もいますが、『モモ』が皆の言葉で、はじめて浮かび上がり"お芝居"が始まった瞬間です。
川口さんからは、『モモ』は小説であり、ミヒャエル・エンデの言葉を大切にしてほしいとので、台本にはト書き*として、小説と同じ文章のまま残している部分がたくさんあると説明がありました。
*ト書き…台本に書いてあるセリフ以外に、登場人物の動作や行動を指示する部分のこと
 
今回は”音楽の旅”ということで、得意な楽器がある人は楽器を持ってきてもらい、演奏を披露してもらいました。
リコーダー、ピアニカ、ギター、鉄琴、ウクレレ、ピアノ、エレクトーン、カリンバ、ハープ、鳴子などなど、とっても多才でびっくりです!
中には一人で何種類もの楽器演奏を披露する人もいました。
果たしてこれらの楽器が登場するのか!? どんな演奏になるのか!? ぜひ本番をお楽しみに……!

ラストは、チラシなどに載せる個人写真撮影をしました。緊張している人もいましたが、本番で着用予定の衣裳を身にまとい、プロのカメラマンにアー写(アーティスト写真の略)を撮ってもらうと、表情も一変しさすがでした!

脚本・演出・美術:川口智子さんより

川口 智子(Kawaguchi Tomoco)/演出家 Theatre director

演出家。演劇、音楽、ダンス、映画、伝統芸能などジャンルを超えた創作や、海外のアーティストとの協働企画を展開。主な演出作品にコンテンポラリー・パンク・オペラ『4.48 PSYCHOSIS』(作:サラ・ケイン、音楽:鈴木光介)。市民/公共ホールとの取り組みに「くにたちオペラ『あの町は今日もお祭り』(作:多和田葉子、作曲:平野一郎)、ミュージカル『回転木馬』(四日市市)など多数。0歳からの小さな劇場『海のツブ』『宇宙のヒト』や、『「エンデの遺言」を読む』『恋愛のあら(たち)・断章』などの「大人の読み聞かせ」もシリーズで手掛ける。小田原三の丸ホールでは、劇場留学「お芝居をつくる7日間」「『モモ』と時間の旅」に続いて三度目。
川口智子 公式WEBサイト
Photo Ohno Ryusuke

チケット好評発売中!


「劇場留学〜『モモ』と音楽の旅〜」
「モモ」
開催日時:2026年3月27日(金)19:00、28日(土)14:00/18:00、30日(日)14:00
会場:小田原三の丸ホール 小ホール
脚本・演出・美術:川口智子
振付:木原浩太
音楽:鈴木光介
出演:尾倉ケント、栗原沙也加、木原浩太、高橋牧、公募出演者 約22名

公演詳細ページ


✏︎ 2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」留学の記録はこちら! 
「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」ガイド役の映画監督・北川未来さんによる映像と、演劇事業のサポートスタッフの経験もあり斎藤明仁さん(大学院生)によるテキストによる記録です!
【劇場留学】8月21日(月) 留学1日目の記録【劇場留学】8月22日(火) 留学2日目の記録【劇場留学】8月23日(水) 留学3日目の記録【劇場留学】8月24日(木) 留学4日目の記録【劇場留学】8月25日(金) 留学5日目の記録【劇場留学】8月26日(土)留学6日目の記録【劇場留学】8月27日(日)留学7日目の記録

✏︎2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」小田原でのしらべの記録 
<しらべの旅 1日目 日記 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 1日目(1/3)【劇場留学】しらべの旅 1日目(2/3)【劇場留学】しらべの旅 1日目(3/3)
<しらべの旅 2日目 日記 担当:せせらぎさん>
【劇場留学】しらべの旅 2日目(1/2)【劇場留学】しらべの旅 2日目(2/2)
<しらべの旅 3日目 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 3日目 (1/3)/【劇場留学】しらべの旅 3日目 (2/3) 【劇場留学】しらべの旅 3日目 (3/3)
<しらべの旅 4日目 担当:川口智子さん>
【劇場留学】しらべの旅 4日目 (1/2)【劇場留学】しらべの旅 4日目 (2/2)

 

ページトップ