【劇場留学】『モモ』と時間の旅の記録 その10 稽古6

更新日:2025.3/18(火)

 2025年3月末、ミヒャエル・エンデ「モモ」を公募出演者&プロの劇場スタッフと共に創作・上演する「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」。<旅の記録>10回目は、稽古場の場所を変えて行った、通し稽古の模様など。

留学日 2025年3月1日(土)、2日(日)10:00〜18:00
参加者 ・<劇場留学生>公募出演者
・川口智子(演出家/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」脚本・演出・美術)
・木原浩太(振付家・ダンサー/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」振付・出演) ※3/1のみ参加
・李 そじん(俳優/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」出演)
・埜本幸良(俳優/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」出演)
・市民ホール事業係 スタッフ
レポート 3/1(土):中野優人(市民ホール事業係)
3/2(日):杉山明恵(市民ホール事業係)

3月1日(土)

 今日の会場は普段とは異なる小田原市生涯学習センターけやきの大会議室。全編を通しで演じる稽古を反復していく時期です。
 台詞を言うスピードや、実際の小道具の受け渡しなど細かい部分の調整をしていきます。
 丁寧にト書き*の部分を読んで、エンデの表現やイメージを再確認していくことも必要になってきます。

*ト書き=台本で、登場人物の動きや場面の説明書きをしている書き込みのこと。

3月2日(日)

 今日の稽古場は昨日より広めの、小田原市生涯学習センターけやき 大ホールです。全編台詞チェックのあと、途中まで通し稽古をしました。
 川口(智子)さんからダメ出しを受ける出演者たち。それぞれ指摘部分を次の課題にしていました。稽古のあとは衣裳フィッティング。仕上がった衣裳の確認・変更などを行いました。

楽屋ばなし⑥

今回からは昨年度の【楽屋ばなし】に引き続き、26名の公募出演者の自己紹介と共に、稽古が終わる毎に2~3名にお聞きした感想をピックアップしてご紹介していきます!

楽屋ばなし<6回目>

藤井 花さん

 2年目の劇場留学は楽しい! でもちょっと疲れちゃうときもある。
 今回はオーディションがあったのでドキドキしたのと、(応募書類の)1枚目は普通の写真で、2枚目は変顔にしたり、いたずらを仕込んだのがおもしろかった。ママとこうしたらいいんじゃない? いいね! って感じでやりました。
 ママとの共演は、ママは自分じゃない自分になりたいって言ってるけど、花がいるとお母さんになっちゃうから、稽古場では関わらないようにしなきゃとか色々話しながらやってる。
 (本番公演は)親友やたくさんの友だちが来てくれます。教室と同じくらい大声を出すので聞いてください!

公募出演者 藤井 花(ふじい・はな)

 4年生です。8歳までタイで暮らしていました。
 好きな食べものはマンゴーとカオニャオ(タイやラオスなどで食べられているもち米)です。
 絵をかいたり、工作したりするのが好きです。
 心臓病で足の手術をしてちょっと走るのが苦手だけどおにごっこは好きです。前回の「劇場留学」では友達がたくさんできて、遊んでいたと思ったら劇ができていて、驚いたけどとても楽しかったです。だから「モモ」に参加したいと思いました。
 またいっぱい友達をつくってみんなと劇がしたいです! 前回は緊張して声が小さくなってしまったのでリベンジしたいです!
撮影:ムービー&フォトスタジオ Every Moment

楽屋ばなし<6回目>

藤井瑞葉さん

 去年、娘が「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」に参加していたのをみていて、面白そうだなっていうのと、小田原に来て2年目で知らなかった人と繋がってみたいなというのがあって応募しました。
 今は精一杯すぎて、大変で泣いちゃうくらい大変! でもやっぱり楽しいし、面白いなと思ってやっています。
 もともと演劇も観てこなかったので、稽古で皆のお芝居を観るのがすごく楽しくて! 本当に1回1回変わっていくので、稽古場には毎回お芝居を観に来ているような感じもあります。
 小田原で知り合った私の周りの方に観てほしくて、すごくたくさんお知らせしました。泣くほど頑張っているので、絶対いい演劇にします!

公募出演者 藤井瑞葉(ふじい・みずは)

 大人になってからのほとんどの時間を東南アジアで過ごし、2年前から小田原在住。秋に子犬を迎え、家族3人+1匹の生活がスタート。
フリーランス日本語教師20年。深く考える前に体が動くタイプで、人と関わることが大好き。「やらない後悔はしない」が座右の銘。「モモ」への挑単もそのひとつ。10歳の娘とも共演するこの舞台では、新たな母娘のかたちで、お互いに刺激しあいながら頑張れるイマ×ココの時間を楽しんでいる。
撮影:ムービー&フォトスタジオ Every Moment

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「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」
◆モモ
[開催日時]2025年3月28日(土)19:00★、29日(土)13:00/17:00、30日(日)13:00
[会場]小田原三の丸ホール 小ホール
[脚本・演出・美術]川口智子(演出家)
[振付・出演]木原浩太(ダンサー・振付家)
[出演]公募出演者 26名、李そじん(俳優)、埜本幸良(俳優)

◆稽古期間
本読み  2024年11月
プレ稽古 2024年12月〜1月
稽古 2025年2月〜3月

公演詳細ページ


✏︎ 2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」留学の記録はこちら! 
「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」ガイド役の映画監督・北川未来さんによる映像と、演劇事業のサポートスタッフの経験もあり斎藤明仁さん(大学院生)によるテキストによる記録です!
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