【劇場留学】『モモ』と時間の旅の記録 その11 稽古7

更新日:2025.3/20(木・祝)

 2025年3月末、ミヒャエル・エンデ「モモ」を公募出演者&プロの劇場スタッフと共に創作・上演する「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」。<旅の記録>11回目は、本番まであと20日! シーン毎、丁寧な確認作業が続きます。

留学日 2025年3月8日(土)、9日(日)10:00〜18:00
参加者 ・<劇場留学生>公募出演者
・川口智子(演出家/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」脚本・演出・美術)
・木原浩太(振付家・ダンサー/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」振付・出演)
・李 そじん(俳優/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」出演)
・埜本幸良(俳優/「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」出演)
・市民ホール事業係 スタッフ
レポート 3/8(土):中野優人(市民ホール事業係)
3/9(日):森田百合花(市民ホール事業係)

3月8日(土)

 この日は小田原市生涯学習センターけやきの第二会議室での稽古。衣裳や小道具を使っての演技にも慣れてきたのではないでしょうか。
 今日は一日かけて後半部分の確認を行いました。稽古場が異なってもバミリ*の広さは変わりません。三の丸ホールでの本番を想像する必要があります。

*バミリ=ステージの広さや、出演者の立ち位置・道具類の置き位置の目印をつけること。語源は、「場を見る」。

3月9日(日)

 昨日に引き続き、後半部分を中心に稽古を重ねていきます。
 舞台上の出ハケ*や導線なども、決められた位置にただ移動するだけではなく、「なんでそういう動きをするの?」「こういう気持ちのときは、どうする?」という問いかけもありながら、丁寧かつスピーディーに確認しながら、一つひとつお芝居をつくっていきます。
 最後には後半部分の通し稽古もしました!

*出ハケ=出演者や道具が舞台上に登場したり、退場したりすること

楽屋ばなし⑦

今回からは昨年度の【楽屋ばなし】に引き続き、26名の公募出演者の自己紹介と共に、稽古が終わる毎に2~3名にお聞きした感想をピックアップしてご紹介していきます!

楽屋ばなし<7回目>

齋藤博道さん

 年齢的にこれ以上新しいことには挑戦できないだろうなと思っていたけど、もともと芝居が好きだったのもあって、面白そうだなと思って応募しました。
 40年位前に劇団のサポーター的なことを始めて、市民劇団の応募があって参加したら非常に楽しかったので、そこから芝居に対する気持ちを育んできたという感じです。
 実際にやってみると、すごい厳しいです。こんなに物が覚えられない頭になっていたんだなっていうのが、辛いやら苦しいやら悔しいやら! 本当はもっと深めていく目論見もあったんですけど、全然到達できなくて、その周辺で四苦八苦している自分の姿が悔しくて仕方ないです。でも乗りかかった船だから、最後まであきらめずに頑張りたいです!
 そんな一生懸命なところを、お客さんに感じ取ってもらえたら嬉しいです。

公募出演者 齋藤博道(さいとう・ひろみち)

 先日、ジャズピアニストの上原ひろみのライブツアーに行ってきました。長年の夢でした。爆発する演奏、わき上がる観衆。表現するライブの素晴らしさに圧倒また圧倒でした。
 今回還暦もずい分越えて、まさかの留学となりました。それもお芝居の。
自分を試す時間をいただきました。ありがとうございます。懸命についてゆくばかりのじいちゃんですが、少しでも「モモ」の仲間たちのお役に立てたら、家族の支えにお返しできたら、心より嬉しい限り。
 そうした思いを励みに今日も大好きなチャリのペダルに力が入ります。
撮影:ムービー&フォトスタジオ Every Moment

楽屋ばなし<7回目>

近藤佐和子さん

 この間のラジオ出演は、思ったよりも緊張しなかったけど、やっぱりちょっとだけ緊張した。でも楽しかったです。
 「モモ」の話は、《第三章》の子どもたちが想像して遊んでるところが好き。
 佳菜子(姉の近藤佳菜子さん)との共演は、嬉しいです。
 自分は出ていて観られないのですが、お客さんには、布と影のところをちゃんと観てほしいです!

公募出演者 近藤佐和子(こんどう・さわこ)

 私の好きなことは、鉄棒とブランコです。体操を習っているので体を動かすことが楽しいです。
 学校で、好きな授業は体育です。苦手な授業は、書写です。
 好きな食べ物は、ポテトとからあげと餃子です。好きなメニューがでてくると、いつもよりたくさん食べます。
 私が、「モモ」をやりたいと思った理由は、子どもから大人まで一緒に一つの劇ができるチャンスがなかなかないと思ったからです。
撮影:ムービー&フォトスタジオ Every Moment

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「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜」
◆モモ
[開催日時]2025年3月28日(土)19:00★、29日(土)13:00/17:00、30日(日)13:00
[会場]小田原三の丸ホール 小ホール
[脚本・演出・美術]川口智子(演出家)
[振付・出演]木原浩太(ダンサー・振付家)
[出演]公募出演者 26名、李そじん(俳優)、埜本幸良(俳優)

◆稽古期間
本読み  2024年11月
プレ稽古 2024年12月〜1月
稽古 2025年2月〜3月

公演詳細ページ


✏︎ 2023年「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」留学の記録はこちら! 
「劇場留学〜お芝居をつくる7日間〜」ガイド役の映画監督・北川未来さんによる映像と、演劇事業のサポートスタッフの経験もあり斎藤明仁さん(大学院生)によるテキストによる記録です!
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