【研修レポート】「ぬけがら」「リトル・ガーデン」の2日間 1/2
2023.8/18(金)
2023年7月26日(水)、小ホールで開催した「三の丸ホールの夏休み〜海の向こうのふしぎな世界〜『ぬけがら』『リトル・ガーデン』」。
その前日からの2日間、研修でホールを訪れていた奥津芽衣さんに、公演の準備や本番をサポートしていただきました。今回は、研修を通して公演準備や本番の模様をレポートしていただきました!
レポート・撮影(*を除く) | 奥津芽衣(箱根町立箱根の森小学校 教諭 ) |
研修日 | 2023年7月25日(火)、26日(水) |
7/25(火)研修内容 | ・小田原三の丸ホールの概要、事業内容の説明 ・小ホール内の見学、照明仕込み見学 ・イベントのプレゼント準備 ・練習室、スタジオ見学 ・記録撮影者との打ち合わせ同行 ・(社会福祉法人)アール・ド・ヴィーヴルへ挨拶 ・FM小田原での告知見学 |
レポート執筆:奥津芽衣(研修スタッフ)
小田原で生まれ育ち、小学校の教員になりました。小田原の小学校で4年間勤めた後、現在、箱根町立箱根の森小学校で1〜6年生の音楽の専科として勤務しています。今年度、教員5年目になり、研修の一環として、小田原三の丸ホールで7月25、26日の2日間、異業種を体験する社会体験をさせていただきました。
社会体験について
神奈川県教育委員会は、経験5年目の教諭が、自身の希望する施設等に社会体験に行く「5年経験者 社会体験研修」を義務付けています。幼い頃から音楽と関わり、現在、1〜6年生の音楽の授業を行う中で、社会体験は、ぜひ音楽や芸術と関わっている場所で働きたいと思っていました。
そこで、地元小田原で「文化・芸術活動の拠点となる小田原三の丸ホール」で勉強させていただきたいと思い、今回、小田原三の丸ホールお願いしました。担当の方のご好意で、7月26日(水)の本番「海の向こうのふしぎな世界『ぬけがら』『リトル・ガーデン』」と、25日(火)の前日準備のお手伝いをさせていただくことになりました。
そこで、地元小田原で「文化・芸術活動の拠点となる小田原三の丸ホール」で勉強させていただきたいと思い、今回、小田原三の丸ホールお願いしました。担当の方のご好意で、7月26日(水)の本番「海の向こうのふしぎな世界『ぬけがら』『リトル・ガーデン』」と、25日(火)の前日準備のお手伝いをさせていただくことになりました。
舞台ができるまで
「こんなに多くの人が関わり、準備をして、一つの舞台ができるんだ。」この2日間、様々な準備を見学させていただいたり、手伝わせてもらったりする中で随所に感じた思いです。
私自身もこういったホールでの演奏会などの経験はありますが、表舞台しか経験してこなかったので、舞台を支えている裏方にはとても興味があり、勉強になる仕事ばかりでした。
照明の方の一つひとつの明かり作り、リハーサルでの演者の方と舞台スタッフの方との飛び交う専門用語と多言語、お客様のことを思って準備する客席や広報関係者の様々な準備、レセプショニスト(チケットもぎりや客席案内をするスタッフ)の方々のお客様への丁寧な対応。そのどれもが、一つの作品をみんなで一緒につくり上げていく、お客様に楽しんでもらいたい、という思いが溢れる仕事ばかりでした。
私自身もこういったホールでの演奏会などの経験はありますが、表舞台しか経験してこなかったので、舞台を支えている裏方にはとても興味があり、勉強になる仕事ばかりでした。
照明の方の一つひとつの明かり作り、リハーサルでの演者の方と舞台スタッフの方との飛び交う専門用語と多言語、お客様のことを思って準備する客席や広報関係者の様々な準備、レセプショニスト(チケットもぎりや客席案内をするスタッフ)の方々のお客様への丁寧な対応。そのどれもが、一つの作品をみんなで一緒につくり上げていく、お客様に楽しんでもらいたい、という思いが溢れる仕事ばかりでした。
照明セッティング時の一コマ
出演者・関係者が入られて
準備したプレゼント
地元の繋がり
この2日間で、小田原三の丸ホールが「小田原の芸術文化創造活動の拠点である」ことを様々なところから感じました。
小田原三の丸ホールに隣接している小田原市観光交流センターでの「ひかるどろだんご作り」(7/26に開催)の見学をしたり、小田原で活動する 社会福祉法人 アール・ド・ヴィーヴルで絵を拝見させてもらったり、FM小田原で公演の告知をする現場に同行させてもらったりするなど、同じ小田原で仕事をしている人同士の繋がりをとても感じました。ただ、小田原三の丸ホールで展示する、演奏する、紹介や告知をしてもらう、一緒にイベントを企画するだけの関係でなく、そこには必ず人と人との繋がりがあり、互いの事業への理解とリスペクトがあるからこそ、そこからまた新たな繋がりが生まれ、結果として小田原の新しい芸術文化を創り上げていくのではないかと感じました。
また、開館記念事業や開館1周年記念事業では、小田原にゆかりのある方々に出演や企画をしてもらってきたことをうかがいました。小田原にゆかりのある方の公演や展示は、それだけでも興味がわくものであることは確かです。そして、それを観たり聴いたりした子供たちにとって、生涯にわたって豊かに芸術文化と関わっていくきっかけになり、これからを生きる子供たちの将来の選択肢の一つにもなりうるものだとも思いました。
小田原三の丸ホールに隣接している小田原市観光交流センターでの「ひかるどろだんご作り」(7/26に開催)の見学をしたり、小田原で活動する 社会福祉法人 アール・ド・ヴィーヴルで絵を拝見させてもらったり、FM小田原で公演の告知をする現場に同行させてもらったりするなど、同じ小田原で仕事をしている人同士の繋がりをとても感じました。ただ、小田原三の丸ホールで展示する、演奏する、紹介や告知をしてもらう、一緒にイベントを企画するだけの関係でなく、そこには必ず人と人との繋がりがあり、互いの事業への理解とリスペクトがあるからこそ、そこからまた新たな繋がりが生まれ、結果として小田原の新しい芸術文化を創り上げていくのではないかと感じました。
また、開館記念事業や開館1周年記念事業では、小田原にゆかりのある方々に出演や企画をしてもらってきたことをうかがいました。小田原にゆかりのある方の公演や展示は、それだけでも興味がわくものであることは確かです。そして、それを観たり聴いたりした子供たちにとって、生涯にわたって豊かに芸術文化と関わっていくきっかけになり、これからを生きる子供たちの将来の選択肢の一つにもなりうるものだとも思いました。
「ひかるどろだんご作り」ワークショップの模様
アール・ド・ヴィーヴルの展示「いきもの」展
FM小田原スタジオ内