「三の丸クラシックス2023秋 中根希子 with 溝口 肇&ジョン・健・ヌッツォ」リハーサルレポート

　初回、10月14日のリハーサルは、中根さんと溝口さんのお2人にいらしていただきました。ソロパートはもちろんのこと、それぞれ伴奏パートを担っていただく楽曲も多いため、3人でリハーサルをしていただく前に、お2人のリハーサル日を設けました。
　それぞれの楽器の響き方を確認して、音響の調整。その後は、初顔合わせのため、各楽曲のイメージやアレンジの雰囲気を共有しながら、細かく確認されていました。

　この日は、途中で取材の時間も設け、記者の方にはリハーサルにも少し立ち会っていただきましたが、初合わせとは思えない息のあった演奏に、驚かれていました！
　取材の際、溝口さんより「小田原は、素晴らしい景色や歴史、海の幸・山の幸が豊富でお料理も美味しく、魅力が詰まった場所。公演の前後に様々な催しもあるので、コンサートはもちろんですが、この土地を丸ごと楽しんで欲しい！」と嬉しいメッセージもいただきました。
　まさしくこの日の前後は、小田原城 本丸広場での「小田原城菊花展」の他、周辺でも楽しめるイベントが盛り沢山ですので、併せてお楽しみいただきたいと思っています。
＜お得情報！＞
「三の丸クラシックス2023秋」公演チケットお持ちの方は、公演当日（11/3）に限り、小田原城天守閣の入場料が1割引。ご活用ください。

＜参考＞
●小田原市観光協会 WEBサイト
●湘南邸園文化祭2023 小田原会場 （11/3以外の日付のイベントもご紹介しています）

　プログラムも、大変幅広いジャンルから楽曲をセレクト。夜公演ということで、大人でシックな雰囲気を醸し出す選曲になっていますが、それぞれの魅力を引き立たせるよう、巧みに構成されているところもポイントです。
　クラシック（ラヴェル：亡き王女のためのパヴァーヌ、ファリャ：火祭りの踊り）はもちろん、民謡やゴスペルを元にした楽曲（Amazing Grace、カタルーニャ民謡：鳥の歌、ナポリ民謡：オー・ソレ・ミオ 他）、ジャズ（ガーシュウィン：Someone to watch over me、ヘイムズ/ブラント：That's All）や、映画やテレビの音楽（モリコーネ：ニュー・シネマ・パラダイス、溝口 肇：世界の車窓から）、多彩なジャンルの楽曲を一度にお楽しみいただけるという意味で、大変“お得な”面も。
　今回のリハーサルでは、楽曲をよりブラッシュアップして皆さまにお届けするべく、それぞれのご経験から意見を出し合って、タイミングやテンポ感などを細かく相談されていました。

　ご出演の皆さんが活躍されているフィールドも様々ですが、中根さん、溝口さん、ジョンさんの個性が響きあい、音楽の多面的な魅力を余すところなくお贈りする時間になりそうです。